3着同時持ち込みの最後は黒の留め袖です。
こちらはワンピースとボレロのツーピースにすることになりました。


留め袖の生地では1枚でワンピースとボレロを創ることができます。
「そんなに創れるんだ!」
って思うほどのものが着物1着からできるんです!
ただし、デザインにはいろいろと制約が出てきます。
今回のお客様のご要望は
「扇の柄の出す位置は目立つところじゃないほうがいいんです」
ということでした。
鎖骨の位置やスカート部分にワンポイントとしてお出しすることにしました。



また、ご持参いただいたのは、お客様がお母様から譲り受けられたお着物ということで、かなり年代物だったらしく、裏地がシミになっているのを心配されていらっしゃいました。
でも、大丈夫です。
裏地は必要な部分だけ利用するだけで、全てを使うわけではありません。
今回の1着で活用した着物の裏地は、ボレロの袖口、折り返し部分の裏地だけです。
黒の留め袖で創ったワンピースとボレロのツーピースはいかがでしょうか。
フォーマルな場所でも遜色なく活躍しそうですよね。
Comments