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羽織をリメイクしたロングジャケット

更新日:5月2日

出来上がったらリバーシブルになってしまった!?


「ジャケットにしたい」


そうおっしゃって、おばあさまから譲り受けられた薄物の紋付羽織を持ってきてくださいました。


羽織の裾模様をジャケットの柄として使うことはあっさりと決まり、裏地も同じく持参された着物を使う予定で話を進めました。


ところが!


裏地にする生地は薄物ではなく厚みがあったため、縫うと表地よりも目立つことが判明。

これは仕上がりとしては良くないと、仕様を変えた結果、

「あれ?これならリバーシブルにできそう」

と、思ったので、完全にリバーシブルに仕立てました。

リバーシブルにするといっても、必ずリバーシブルで着る必要はありません。


結果的にお得感のある仕上がりになったようで、お客様からは

「ええー、こんなこともしてくださるんですか!?」

と、驚きの混じった感心をいただくことができました。




そして、もう一つ、お客様に喜んでいただいたことがあります。


それはロングジャケットにつける飾り紐。


紐はお客様とのご相談の際に、和装用コートに使われているものを使用することは決まっていて縫い付ける予定だったんです。

ところが縫製を進めているときに、

「ジャケットをクリーニングに出すとき、飾り紐が邪魔になりそうだなあ」

と浮かんだことで、飾り紐をスナップボタンで取り外し可能なものにすることにしました。


そうなると、「せっかくだから、その日の気分で色を変えられたら楽しいよね」というデザイナーの想いから、緑とブルーと朱赤の3種類をご用意しました。

こちらの飾り紐は結んでも結ばなくてもジャケットのポイントになりますしね。




できあがったロングジャケットを見たお客様は、

「ここまでしてくれるなんて、期待をはるかに上回る出来!」

と、こちらが驚くくらい喜んでくださっていました。


おばあさまから譲り受けた羽織をリメイクしたロングジャケットは、

「祖母に早く見せたい」

と、おっしゃって帰って行かれました。



後日、あらためてメッセージをいただきました。

「(前略)タンスの中にしまいこんでいた着物が、こんなに美しい、しかも現役の服になって帰ってきてくれるなんて本当に夢のようです。(中略)たぶん先生は魔法使いなんだと思います(笑)本当にありがとうございました。(後略)」

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